プロフィール

"突如音楽界に現れた若き新鋭パーカッショニスト"として国際的にその名を馳せた樋渡希美(ひわたしのぞみ) は、埼玉県さいたま市生まれ。現在はドイツのシュトゥットガルトを拠点に演奏活動を行なっている。
様々なジャンルや時代に合わせて広範多彩に解釈された彼女の音楽は、繊細な音色と超絶した技巧が相まって潤沢な音楽性をもつ演奏へと昇華し、観客はもとより専門家からも非常に高い賞賛を得ている。
その豊かな感性と躍動感を得るであろう彼女のコンサートはとてもスリリングなものにしている。

2021年に東京・紀尾井ホールでのリサイタルにてデビューを飾った後、アジア・アフリカ・ヨーロッパなど25カ国以上で演奏活動を行い、さらに世界3大ジャズフェスティバルのうちの1つであるモントルー・ジャズ・フェスティバ(スイス)、国際打楽器PULSEフェスティバル(デンマーク)、ARDミュンヘン国際コンクールマチネーコンサート(ドイツ)、コルベルクパーカッション50周年記念国際フェスティバル(ドイツ)、アインドホーフェンフリッツ・フィリプス音楽堂(オランダ)、Salle Pleyel (パリ)など、様々な国際音楽祭のゲストソリストを務め世界各国で成功を収めている。

2020年に行われた打楽器最大の国際コンクール "TROMP国際打楽器コンクールin Eindhoven" 第2位およびWillem Vos Awardを受賞。
その他、南カリフォルニアマリンバコンクール第1位、第68回ARDミュンヘン国際コンクールにてセミファイナル出場、ロンドンクラシカル音楽コンクール2022 第1位、第5回モスクワ国際音楽コンクール第2位、第14回イタリア国際打楽器コンクール・マリンバ部門第2位、第34回日本管打楽器コンクール・マリンバ部門 入賞など、他にも数多くの国内外での受賞を果たす。

ソリストとしては、ミュンヘン音楽演劇大学やシュトゥットガルト音楽大学オーケストラ、東京音楽大学ガラオーケストラをはじめ様々なオーケストラと共演。 2022〜25年にヨーロッパツアーを行う「エレクトロニクス」プロジェクト(Woraklsオーケストラ)の打楽器奏者として活躍。
近年ではヤマハアーティストで構成された"ローザンヌマリンバアンサンブル" のメンバーとして精力的に活動し、また2025年よりシュトゥットガルト国立歌劇場所属のユンゲ・オーパー・イム・ノルド"JOiN" にも加わり近代的なオペラにも取り組んでいる。


東京音楽大学在学中に、給費奨学生及び(財) 瀬木芸術財団法人短期海外研修奨学生に選出され、奨学金を授与される。同大学を首席で卒業、同大学卒業演奏会並びに日本打楽器協会主催 打楽器新人演奏会に出演。
その後、シュトゥットガルト音楽演劇大学大学院に入学、ヤマハ音楽支援制度、並びにInterstip-Stipendium(ドイツ) 奨学生に選ばれ奨学金を授与される。同大学院並びに国家資格演奏家課程を満場一致での最高位を取得し修了。


現在、打楽器指導者、シュトゥットガルト音楽演劇大学 客員講師として後進の指導にあたる。
これまでにMarta Klimasara, Klaus Dreher, Jürgen Spitschka, 菅原淳、神谷百子、久保昌一、村瀬秀美、石内聡明、西久保友広、一丸聡子の各氏に師事。
ヤマハ及び、コルベルクパーカッションアーティスト。