プロフィール
"突如音楽界に現れた若き新鋭パーカッショニスト" として国際的にその名を馳せた樋渡希美(ひわたしのぞみ) は、埼玉県さいたま市生まれ。現在は、ドイツのシュトゥットガルトを拠点に演奏活動を行なっている。 彼女の際立つ豊かな音色は、様々な時代やジャンル作品により異なる繊細な演奏と、彼女の超絶した技巧が相まって、常に専門家はもとより観客からも高い賞賛を得ている。 このことは、2020年に行われた打楽器最大の国際コンクール "TROMP国際打楽器コンクールin Eindhoven" にも反映され、第2位および、Willem Vos Awardを受賞している。
その他にも、南カリフォルニアマリンバコンクール第1位、第68回ARDミュンヘン国際コンクールにてセミファイナル出場、第14回イタリア国際打楽器コンクール・マリンバ部門第2位、第34回日本管打楽器コンクール・マリンバ部門に入賞する等、その他にも様々な国際・国内コンクールにおいて受賞を果たしている。 2021年に紀尾井ホールにてデビューリサイタルを行った他、コルベルクパーカッション50周年記念国際フェスティバル2019(ドイツ)、国際打楽器PULSEフェスティバル2020(デンマーク) 、第68回ARDミュンヘン国際コンクールマチネコンサートに招待されるなど、様々な国・地域で演奏活動を繰り広げ、東京音楽大学ガラ・オーケストラとコンチェルトを共演、更にはミュンヘン音楽・演劇大学打楽器コンサートの客演ソリストを務め、成功を収めている。
東京音楽大学在学中に、大学より給費奨学生及び(財) 瀬木芸術財団法人財団短期海外研修奨学生に選出され、 奨学金を授与される。同大学を首席で卒業、同大学卒業演奏会並びに日本打楽器協会主催打楽器新人演奏会に出演。 その後、シュトゥットガルト音楽演劇大学大学院に入学、ヤマハ音楽支援制度、並びにInterstip-Stipendium(ドイツ) の奨学生として奨学金を授与され、同大学院を満場一致の最高位修了。
これまでにMarta Klimasara, Klaus Dreher, Jürgen Spitschka, 菅原淳、神谷百子、久保昌一、村瀬秀美、石内聡明、西久保友広、一丸聡子の各氏に師事。 現在はシュトゥットガルト音楽演劇大学国家資格演奏家課程で勤勉を積み、ソロ活動をより広げる一方、アンサンブル活動も盛んにおこなっており、他楽器との混合室内楽や、シュトゥットガルト打楽器アンサンブル「Talking Drums」メンバーの一員としてコンサートに出演している。 Yamaha及びKolberg Percussion アーティスト。